かものはしすず日記
つれづれなるままに…主婦の話
2.1-食べ物のこと

2023年の梅仕事(梅シロップ作り) ~下準備編~

実家を出たこともあり、去年からは自分でしている梅仕事こと梅シロップ作り。

毎年改良を加えているので、いつも成功するか緊張しております。

去年は冷蔵庫で漬け置く、はちみつレモン梅シロップを作りました。

はちみつが、シロップにコクととろみを与えてこれはこれで美味しいものとなりました。

今年は、”常温で漬ける・冷凍梅使用・梅と氷砂糖のみ”で作りたいと思いました。

前置きが長くなりましたが、”和の日常 梅仕事” 参ります。

※長くなってしまう為、下準備編・漬け置き(経過観察)編に分けて書いていきます。

梅について

梅は、農協で1kg入りの青梅を購入しております。

梅の選び方は、①傷のないきれいなもの ②香りが強いもの。

この2つに注目して選んでいます。

また、シロップ作りでよく挙げられることですが、”どこまでの傷梅を受け入れて漬けるか問題”

結論、私はほとんどの梅を採用しています。

今年の梅仕事でも購入した梅全てを漬けました。

※とはいえ、もったいないからとチェックもせずに全ての梅を採用したわけではありません。

カビが生えているものや、潰れて大きく変色しているものは不採用です。

傷梅の具体的な選定基準は、様々な梅農家さんが動画やホームページ、SNSなどで発信しているので、ぜひ検索してみてください。

瓶の消毒

梅シロップ作りに使う瓶の消毒から行っていきます。

まず、瓶をよくよく洗っていきます。(私は最低2回は洗って乾かしています。)

瓶が乾いたら、アルコール消毒をしていきます。

本来なら煮沸消毒をしていきたいところですが、我が家は残念なことに瓶が入る大きさの鍋が乗るような広さのコンロではありません。

そのため、泣く泣く食器用アルコールを吹きかけていきます。

(ホワイトリカーを使用してもよいそうです。)

アルコールを瓶、中蓋、蓋に吹きかけたら、逆さまにして自然乾燥します。

私は梅を追熟させている横で乾かしました。

※今回は、大雨により近くの道が水没。氷砂糖を買いに出かけることが出来ず、瓶を使うまでに日が空いてしまいました。そのため、使う前にもう一度アルコールを吹きかけ、キッチンペーパーで拭いています。

梅の追熟 (青梅をそのまま使用する方は不要)

これは私のこだわりですが、購入した青梅は屋内にて3日ほど追熟させております。

もちろん、青梅のままで梅シロップは作れますし、一般的には青梅で作るものなのです。

(なぜ青梅の使用がおススメされるのか。調べて出てきた理由を書いておきます。)

〇 梅シロップ作りに青梅の使用が推奨される理由 〇

・季節になれば、スーパーや農協などで手に入る

・実が固いため、漬けても崩れにくい

また、「青梅以外は発酵しやすく、失敗しやすい」とおっしゃられる方もいらっしゃいます

そんな青梅を使わずに、追熟させる理由は3つです。

(理由①)「流通しない貴重な状態の梅を使ってみたい。」と思ってしまうのです。

(理由②)追熟させている間、この梅たちはとても幸せな気持ちになる、甘い香りがします。

(理由③)個人的には追熟梅で作る梅シロップが好みだからです。

さて、私流ではありますが、追熟の仕方も書いておきます。

追熟の基本は、①洗わない②日光×③湿気× の3つです。

私は日光の当たらない部屋の机の上で追熟しています。

机の硬さで梅が痛まないよう、机の上に厚手のブランケット→広告数枚→新聞紙→キッチンペーパーを敷いて梅を広げました。

画像が追熟最終日の様子です。

まだ青いものもありますが、これ以上は追熟しすぎかなと感じた為、冷凍作業を始めました。

梅の冷凍作業

冷凍作業は、へた取り→水洗い→チェックしながら拭く→ジップロップに入れて冷凍庫へ、です。

この作業は拭く工程以外はこれと言った注意事項がないため、画像を交えて簡潔にまとめました。

〇へた取り

へた取りは画像のように爪楊枝でそっと取っていきます。

このへたを取ると雑味がなくなるそうです。

〇水洗い

1つ1つ丁寧にしっかり洗っていきます。

追熟した梅は、青梅と比べて若干柔らかい為、力の入れすぎにはご注意ください。

〇チェックしながら拭いていく

梅の傷の具合を見て、漬けるか・傷部分を切り取るか・不採用にするか、を選定します。

今年の梅は、どれも許容範囲内。

傷も切り取るほどではなく、全てそのまま漬けました。

さて、大切なのは拭く工程。

ここで水分をしっかり拭き取ってください。

水分が残っていると、カビたり発酵して失敗する原因になってしまうそうです。

私は柔らかいタオルで結構しっかりめに拭いていきました。

〇ジップロップへ入れて冷凍庫へ

梅が潰れないよう、少し余裕をもたせてジップロップへ入れていきます。

一番左は、先に追熟した梅たちで、一足早く冷凍していました。

お疲れ様です。

これでいったん休憩です!

冷凍は、1~2日ほどすれば十分。

梅がカチカチになっていれば冷凍完了です。

さて、いよいよ瓶に入れていきますよ~

瓶に梅と氷砂糖を交互に入れていく

一度瓶をアルコール消毒し、キッチンペーパーで拭き取ります。

瓶には、氷砂糖を少量→梅を少量→氷砂糖を少量→梅を少量、を繰り返していきます。

すると、このようになります。

ちなみに梅1kg、氷砂糖1kgに対し、瓶は2Lの物を準備してギリギリ...という具合でした。

このまま、日の当たらない涼しい場所に置いて漬けていきます。

※毎日優しく横に振ってあげてください。

(梅がシロップでコーティングされている状態にすることが、発酵を防ぐポイントになります。)

量にもよりますが、上の分量の場合は10日前後。

氷砂糖が溶ければ完成です!

この記事で漬けた梅シロップの経過観察は、別で記事にしようと思います。

よろしければ、そちらも見て頂けると幸いです。

ここまで読んで頂いてありがとうございます。

次回をお楽しみに!