遠出出張版、滋賀県編続きます!今回は凝縮して3社まとめて紹介します。
1社目です。
敢國神社:あえくにじんじゃ
住所:三重県伊賀市一之宮877
ホームページあり
駐車場は境内の南側にあり、砂利の駐車場です。
駐車場から拝殿への道のりは表参道と裏参道があります。
表参道は道路に沿って歩き、鳥居横に出ます。
裏参道は境内の中を歩き、社務所横に出ます。
表参道鳥居から見た拝殿です。
画像の中央、階段上に木々に囲まれるようにしてひっそりとたたずむのが拝殿です。
余談ですが、この一宮について少し調べてみました。
【こぼれ話 主祭神について(あべ家の総祖神と言われるわけ)】
現在の主祭神は、大彦命(おおひこのみこと) 、少彦名命(すくなひこのみこと)、金山比咩命(かなやまひめのみこと)とされています。
しかし、一宮が選定された中世の時には、少彦名命、金山比咩命のみが祀られていたとされています。
その後、明治7年(1874)年に正式に祭神となった大彦命は、「あべ」の総祖神とされています。大彦命は、崇神(すじん)天皇によって各地に派遣された4人の将軍(いくさのきみ)の1人です。大彦命は北陸・東海を平定したのち、一族でこの地に住み着き、地名をとって”阿拝(あえ)”と名乗ります。この”あえ”こそが”あべ(阿部・安倍など)”の祖とされています。
拝受した御朱印です。
2社目です。
油日神社:あぶらひじんじゃ
住所:滋賀県甲賀市甲賀町油日1042
ホームページあり
駐車場は御本殿の南西、表参道の横にあり、砂利の駐車場です。
表参道の様子です。
ここまで年期の入った木製の鳥居を見るのは久々で、とても興奮しました。
静寂な参道を進んで行くと、見えてくるのは立派な楼門です。
屋根や柱の1本1本が凛とした空気をまとっていて、思わず身が引き締まります。
映画などのロケ地とされるのも納得です。
ちなみにこの油日神社ですが、『神々がみえる神社100選』の名建築部門に掲載されています。
本当に素敵な社殿なので、ぜひ行ってみてください。
拝殿の様子です。
ここで、油日神社について少し調べたので紹介します。
【こぼれ話】
今回参拝した油日神社ですが、実は里宮ような存在なのです。
と、言うのも、油日神社は少し離れた油日岳(あぶらひたけ)を神体山とし、油日岳に祠があります。この祠(岳神社)こそ、最初の油日神社と言えます。
そして、この油日神社の地に御本殿が建てられたのが、明応2(1493)年です。
1493年といえば、戦国時代のきっかけとなる、”明応の政変”が起こった年です(戦国時代の初めは諸説あります)。「近江を制するものは天下を制する」と言われ、実際に城跡が多くあることからも分かるように、滋賀県は戦国時代に注目された場所です。
そのため、もう少し建立が遅かったら...建立場所がもっと城下町よりだったら...
もしかすると、戦によって建立されなかったり、戦火で焼失していたかもしれません。
そう思うと、大変興味深いです。
拝受した御朱印です。
御朱印帳はありませんでした。
3社目です。
大鳥神社:おおとりじんじゃ
住所:滋賀県甲賀市甲賀町鳥居野782
ホームページあり
駐車場は境内東側、砂利の駐車場です。
駐車場に入ってまず目に入るのは、鮮やかな朱塗りの楼門です。
しかし、楼門をくぐると鮮やかな朱色は両脇にひっそりと控え、正面には渋い茶色の拝殿がどっしりと構え、その奥には祝詞殿(中門)、御本殿が荘厳な雰囲気を放っていました。
祝詞殿(中門)の様子です。
画像では申し訳ないことに判別できませんが、祝詞殿(中門)にかかる灯篭には、よく見ると様々な家紋が描かれていました。
一瞬社紋かと思いましたが、どうやら家紋のようでした。
皆さんも参拝した際には、面白いのでぜひ見てみてください。
社務所で御朱印を頂きました。
拝受した御朱印です。
見て頂いてありがとうございました。
次回をお楽しみに!